離職率が問題視されている介護職ですが、復職したいと考える人もまた多いようです。潜在介護士は現在、45万人もいるという報告もあります。しかし、ブランクが長くなるほど復職を躊躇する傾向にあるので、なかなか一歩が踏み出せないという人が足なくないのではないでしょうか。
潜在介護士の方が復職しない理由には、「即戦力を期待されても以前のように働けるかわからない」「仕事と家事と両立させる自信がない」「不規則なシフトに対応できるか不安」などがあるそうです。しかし、勇気を持って復職すっれば、多くの場合は1~2ヶ月で慣れてきます。最初はきついと感じるかもしれませんが、身に付いた介護スキルは簡単には失われません。人間関係を一から構築できるか不安がある場合は、職場見学をして確かめて見ると良いでしょう。
人間関係の良い職場は雰囲気が明るく、スタッフにも笑顔が絶えません。また、スタッフがしっかりと挨拶をしたり、ハリのある声を出している、などといった特徴があります。ただし、内部の詳しい事情を自己判断するのは難しいため、介護職の求人サイトで調べるなどの工夫が必要でしょう。介護士の転職を専門に行っているエージェントに相談すれば、離職率や人間関係などの情報を教えてもらうこともできます。
離職率が高い職場というのは、かなりの確率で人の出入りが激しく、過酷な業務を求められるようです。給与は悪くないのに離職率が高い職場は特に、給与に見合わない激務であることが多いと言われています。また、人間関係に問題がある職場も離職率が高いので、復職を希望する人は下調べを徹底しておきましょう。